介護士がうるさい上司とうまく付き合う方法
どの業界でも、仕事の中での悩みやトラブルなどが起きた時に、本来頼りになるのが上司の存在。
いつも何かあればみんな上司に相談している・・・
うちの上司は素晴らしくて頼りになる人・・・
しかし残念ながらそんな職場ばかりではありません。
介護業界でも、多かれ少なかれ上司に対して不満があったり、うるさい上司だと苦手意識を抱いている介護士もいるのではないでしょうか。
今回は、うるさい上司に対し、介護士の皆さんが少しでもストレスをためずに付き合う方法や働き方を考えてみたいと思います。
介護士は、上司のどんなところにうるさいと感じているのか
介護士の皆さんに、自分の職場のうるさい上司について話を聞いてみました。いったいどんな上司のことをうるさいと感じているのでしょうか? 次の項目が2つ以上引っかかるのであれば「THEうるさい上司」として認定しましょう。
- 人の陰口や悪口を平気で言う
- その日の気分や感情で言う事や指示が変わる
- 自分の失敗を部下のせいにして話をする
- 理不尽なことで怒る
- 細かな指示を出しやたらと焦らせる
- 自分のイライラをことらにぶつけてくる(ストレスのはけ口として怒っている感じ)
- 人により態度がコロコロ変わる ・独り言ばかり言っている
- 細かいことにまで口を挟む
- 平気で傷つけるような嫌味を言う
- 気まぐれで意見・指示がコロコロ変わる
- とにかく短気で怒りっぽい(ヒステリーじゃないかと思うほど)
- やたらと声が大きい ・過去のことまで持ち出して、ネチネチ言う
- 何度も何度も同じことを繰り返す
- プライベートにまで口を挟む
- 仕事で忙しいのに、どうでもいいことをやたら話し掛けてくる
あなたの上司はいくつ引っかかりましたか?
当てはまらない⇒まあ通常の範囲の上司でしょう
1つ⇒むかつくこともありますが我慢できる範囲でしょう
2つ以上⇒今すぐ転職をした方が良いです
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うるさい上司と上手く付き合っていく方法はあるの?
どこの業界でもあまりにうるさい上司と仕事をしていると、だんだんストレスも大きくなってきますよね。
特に介護の現場では、上司との関係の良し悪しが、その職場内の雰囲気やチームの連携、さらには利用者さんに対するサービスの質にも大きく影響すると言われています。もしうるさい上司へのイライラやストレスがたまってしまった場合に、どのようにして乗り切ったらよいのでしょうか。
◎何故上司がうるさいのか、その原因を探る
⇒うるさい上司だとはいえ、口うるさく言ったり怒ったりするのには、何らかの原因があるかもしれません。もちろんただ単に、上司個人に問題がある場合もあるでしょう。しかしうるさいと感じている介護士側にも、仕事のやり方や勤務態度等、何かしらの原因がある可能性もあります。その原因が何であるのかを早めに見極めることで、解決策が見つかる場合もあります。もちろん明らかに介護士側に原因があるとわかれば、改善していく努力も必要です。
◎一定の距離をおいてみる
⇒「人はそう簡単には変われない」とよく言います。うるさい上司を変えることができないのであれば、まずは自分を変えてみることです。嫌だなあと感じながらも、上司に無理に合わせようとすればするほど、必要以上にストレスがたまってしまいます。そのために、一定の距離をおいてみるというのも一つの方法かもしれません。意識的に距離をおいてみることで、同じ職場にいても、今までのように気にならなくなったという人もいます。それでも、常にうるさい上司がそばにいるだけでストレスがたまってしまうと言う人もいることでしょう。そんな場合には、少しでも早く職場を出て、うるさい上司から離れてしまうのがベストです。もちろん仕事以外の場では関わらないというスタンスも大事です。
◎どうしても我慢ができない時には・・・
⇒色々な方法を試してみても、どうしても我慢できないこともあると思います。そんな時には、ひとりで抱え込まずに悩みを相談できる相手を探しましょう。実際相談をした結果、異動希望が認められ、解決できたという話も聞いています。しかし、中には誰にも相談できない、異動もできない環境の中で会社を辞めたいと悩んでいる人も少なくないようです。そこまで追い詰められている場合には、我慢し続ける必要はありません。うるさい上司がいない職場に行く=転職という選択肢もあります。
まとめ
うるさい上司との付き合い方について考えてみましたが、いかがでしたか? 実際に介護の現場では、頼りになるはずの上司の存在が、トラブルの原因になっていたり、忙しい業務以上にストレスになっていることもあります。
もちろんこのような上司だと割り切って、一定の距離をおきながら、何とかうまく付き合っていく方法もあるかもしれません。
しかしどんなにうるさい上司がいたとしても、自分の仕事は担当する利用者さんに適切なケアを提供していくことだと、切り離して考えていくように心がげたいものです。
またどうしても耐えられなくなってしまった場合には、無理をせずに退職や転職等の選択肢も含めた解決策を早めに検討していくことも大切です。
あなたに合う上司がいる職場もきっとあるはずです。