介護士ファースト

介護士の介護士による介護士のためのブログ「頑張っている介護士をホワイトな職場へ」

楽だと思う介護士の仕事の探し方!!

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多くの介護士の仲間と話をする中で「仕事はきつくて大変!」という声はあっても「自分の仕事は楽だよ!」という声を聞くことはほとんどありません。

私自身も色々な介護の職場で働いてきたからわかるのですが、本当に色々な意味で厳しい仕事です。

実際介護業界では、肉体労働の中で腰痛を発症したり、夜勤勤務などで体調を崩してしまった人、また介護の職場での複雑な人間関係や待遇の悪さ、給料の安さ、家庭の事情などで、多くの介護士が離職しています。

そんな中、誰もが少しでも楽だと思う仕事に転職したいと考えるのも当然のことだと思います。

今回は、少しでも楽な職場で働きたいという介護士のために、負担が少なく長く勤められる仕事について考えてみました。

 

どうやって楽な仕事かどうかをが見極めるの?

一般的に、もし楽な職場を見つけたいと思うのであれば、今現在楽な職場で働いているという人から、紹介をしてもらえばいいと考える人がいるかもしれません。

もちろん私も働いている人の生の声や詳細な情報を聞くのが一番だとは思います。しかし介護業界の中で「自分の職場は本当に楽な仕事だ」と感じている人はそうたくさんいる訳ではありませんよね。

もし仮にそんな声が聞けたとしても、働く職場の評価というのは、人によって個人差もあります。

ある人は「ここは楽でとても働きやすい」と言う一方で「ここはそんなに言うほど楽な職場ではない」などと、意見がわかれることもあると考えておいた方がよいでしょう。

その仕事が楽かどうかを判断するのは、色々な情報を得たとしても、結局のところ自分で働いてみないとわからないかもしれませんね。

こうした状況の中で、介護士が自分にとって少しでも楽な仕事を探すためにはどうしたらよいのでしょうか?

介護士が働くそれぞれの仕事の内容を知ること

介護士が働く仕事は、施設系、在宅系多岐に渡り、各施ごと、またサービズごとに特徴があります。

まずはそれぞれの仕事の大まかな業務内容や共通している特徴を把握しながら、自分に少しでもあった職場や働き方を探していきましょう。

介護士にとって、楽な仕事の選び方としては、自分にとってどれだけ合う職場を選ぶことができるかどうかが重要だと考えます。

たとえば、具体的な探し方としては次のようなことを基準にします。

<1:身体的な負担が大きければ、少しでも肉体労働の少ない仕事を探す>

身体的な負担が少ない仕事を探すポイントとしては、重度の利用者さんができるだけ少ない職場を選ぶことです。単純に要介護度が高い特養や老健のような施設系のサービスは、介助量も多く、必然的に肉体労働も多くなります。比較的身体介助が少ない仕事といえば、デイサービス、デイケアサービス付き高齢者向け住宅グループホームなどがあり、身体介助による負担が少ないことから、体力面だけで言えば、比較的仕事は楽と言えるかもしれません。

<2:夜勤が負担であれば、夜勤のない仕事を探す>

夜勤があることで、体調を崩したり不規則な生活に精神的な負担が出ることもあります。こうした場合には夜勤のない仕事に変わることで、楽になる場合も多いようです。デイサービスやデイケア、または訪問介護サービス(自分の働ける時間帯を選ぶ登録ヘルパー)などは夜勤の必要もなく働くことが可能な仕事です。

<3:人間関係が苦痛であれば、職場内との人間関係に悩まされない働き方ができる仕事を探す>

どの仕事にも人間関係はつきものですが、介護業界は、様々な年代の職員や、女性が多く働く職場ということもあり人間関係の問題も複雑だと言われています。訪問介護サービスの中でも、特に登録ヘルパーの場合には、自分の働ける時間を事業所に伝えシフトに入れてもらうので原則直行直帰で動けること、また援助に関しても、基本1人で利用者さん宅を訪問するので、施設に比べれば、他の介護職員との人間関係に悩むことが少ないかもしれません。また一方施設で働く職員の中にも、今まで大勢の職員とのかかわりで悩むことが多かった日勤帯の仕事から、夜勤専従の仕事に転職し、夜勤専門で働くことでにより人間関係の悩みが解消できたという話もあります。

<4:個々の抱える事情により仕事との両立が大変であれば、負担の少ない両立できる仕事を探す>

結婚や出産、育児、親の介護などにより、どうしても両立するのが困難な仕事もあります。特に早番、遅番などの交代勤務の仕事や夜勤などが支障になる場合には、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができる仕事を探す必要があります。施設サービスから在宅サービスへの転職の検討、また正規職員からパート職員などへの働き方の検討などをしながら、少しでも楽に働けることを最優先してみるのも良いかもしれません。

<5:給料面等に不満があれば、給与アップできる働き方や仕事を探す>

 給与面の問題は、介護の業界全体の課題でもあり、一概にこの仕事の方がいいとは言い切れないものもあるようです。たとえば夜勤のない仕事に転職し、確かに身体は楽になっても、夜勤手当がないことで、違う大変さを抱える人もいます。逆に正規職員からパート職員になったことで、残業なども少なくなり、ダブルワークができるようになったと喜ぶ人、また夜勤専従職員になって、収入アップにつなげたという人もいます。 このように、それぞれの人がが抱える負担は軽くなり楽になったとしても、その他の部分でも負担が重くなる場合もあることも考えておく必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。楽な仕事の基準というのは、人によって違いがあるということがわかりますよね。

身体的にまた精神的に楽な職場で働きたいと思うことは、決して悪いことではありません。

むしろ負担なく働けるということで、自分自身の生活や気持ちにもゆとりができます。また負担が減ったことにより、長く勤められる職員が増えることは、利用者さんにとっても安心です。

その一方で、楽な仕事には、何かまた違うデメリットがあり、実際に自分が思う程楽ではないかもしれないこともしっかり頭に入れ、自分自身でしっかりと判断することが大切です。