介護士ファースト

介護士の介護士による介護士のためのブログ「頑張っている介護士をホワイトな職場へ」

ケアマネを退職した理由5選!!

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介護や看護の現場で働く人の中には、ケアマネの資格取得を目指し、日々厳しい現場で実務経験を積みながら、頑張ってきた人もいると思います。

しかし念願のケアマネ資格を取得し、いざケアマネ業務に就いても、様々な理由で退職してしまう人も少なくありません。

このブログを読んでいる皆さんの中には、これから新たにケアマネとして働こうと求職活動を始めた人、また逆に、ケアマネを辞めようと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

今回は、夢を抱いて就いたはずの多くケアマネ達が、どんな理由で退職するのかを少し掘り下げて考えてみました。

何故、みなケアマネを目指すのか・・・

介護士や看護師の多くは、過酷な労働や早番、遅番、夜勤などの不規則な勤務が多い職場で働いています。

24時間目を離すことができないと言われる現場で働いても、それに見合うだけの収入を得られる訳ではなく、生活するのに精一杯だと言う声も聞かれます。

また年々体力の衰えや腰痛の悪化などにより、このまま現場で続けていくことに不安を感じる人も多くいますよね。

こうした状況の中で、今より高い収入を得られる仕事・・・またある程度の年代を過ぎても働ける仕事として、ケアマネを目指す人も多いのも理解できるような気がします。

ケアマネ業務に就いたものの、こんなはずではなかった・・・

肉体労働の多い介護や看護の現場で働いてきた人達の中には、机に座ってパソコンに向かうケアマネを見て、どうも楽な仕事だと感じている人もいるようです。

もちろんケアマネをやったことがない人に、なかなかこの業務の厳しさを理解してもらえないのは無理もないことです。

自分自身がケアマネの仕事をしているから言えるのですが、ケアマネは他の職種に負け
ず劣らずに本当厳しい仕事だし、資格を取得するより取得した後の方が大変です。

実際ケアマネ試験に合格し、実務研修を終え、晴れてケアマネとして働き始めた人の多くから「こんなはずではなかった・・・こんなに大変だとは・・・」との声も多く聞かれています。

では実際にどんなことが大変で、その結果退職に至ってしまう人が多いのでしょうか?今回は、ケアマネならではの具体的な退職理由を大きく5つ選んでみました。

退職理由1:覚えなければならないことが多すぎる

誰もがみな最初はケアマネ初心者なのですが、「介護保険制度」「公的な福祉サービス」「その他の各種制度」「地域の社会資源」「福祉用具関連の情報」など、高齢者に関わる知識や必要な情報は覚えておく必要があります。

特に制度に関しては年々変更等もあるため、ケアマネも、常に最新の情報を確認しておくことが求められます。

しかし訪問先や窓口での利用者さん対応の中で、質問にすぐに答えられなかった、的確な情報提供ができなかった、誤った情報を伝えてしまったなど理由で、ケアマネとしての自信を失くしてしまったという人もいます。

退職理由2:やってもやっても終わらない業務量の多さ

ケアマネは、介護保険制度の要としての役割を担っているため、常にケアマネの質の向上が求められるとともに、作成が義務付けられている書類の多さに疲弊することもあります。

アセスメントから始まり、ケアプラン モニタリング記録 支援経過記録、担当者会議録 その他介護保険に関わる様々な書類などに追われ、常に追いつめられている現状。

また3年ごとの法改正への対応や、各種加算等の変更等もあり、月1回以上の利用者訪問と合わせても、とても時間内には終われず、心身ともに限界に達して辞めていく人も多いようです。

退職理由3:本来業務以外の仕事の多さ

これは働く職場によっても違いはありますが、施設ケアマネ、居宅ケアマネともに、ケアマネ業務に専念できない職場もあるようです。

たとえば施設ケアマネであれば、介護業務や相談員の業務を兼務したりすることもあります。また居宅ケアマネでも、同じ職場内のデイサービスの送迎などを任され、なかなかケアマネの本来業務に集中ができない状態だという人もいます。

介護護保険制度の中で、ケアマネ業務の一連の流れは決められていて、それだけでも時間内で到底終わる業務ではない中で、本来業務以外の仕事負担が退職の理由になることもあります。

退職理由4:前任ケアマネと比較される

これは居宅のケアマネによくあることですが、前任ケアマネの退職に伴う欠員補充で入職した場合、前任ケアマネの利用者をそのまま引き継ぐ場合が多くあります。

その場合には、すでにケアプランもできていて、サービス利用していることで、一見新しい利用者さんを担当するより楽なように思います。

しかし前任ケアマネと既に信頼関係ができている利用者さんからは「前のケアマネさんの方が良かった。」などと言われることもあり。それが苦痛で退職した人もいます。

退職理由5:何でもやらなくてはならない

ケアマネは机に座ってデスクワークしているだけではありません。毎月の訪問以外にも、利用者の急変時やトラブル等の対応などで、食事や休憩をとる時間もないこともしばしばです。

時には困難ケースやターミナルケースを担当したり、利用者さんや家族からのクレームなどにより、時間外での対応や休日出勤など、日々仕事が頭から離れず、精神的に追い込まれ退職にいたる人もいます。

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まとめ

いかがでしたか?ケアマネ業務は、皆さんが当初想像していた以上に業務量が多く、奔走の日々かもしれませんね。

そのため、せっかく希望を抱いてケアマネの職に就いたものの、その理想と現実の違いにより挫折していく人もいることでしょう。

ケアマネの仕事にも、もちろん向き不向きがありますが、一度ケアマネとして働いてだめだったからと、すぐにあきらめる必要はありません。

もしかすると、ケアマネに向かなかったのではなく、その職場に向かなかったということもあるからです。

自分に合った職場に転職したことで、その後やりがいを見いだしてケアマネを続けている人がいることも伝えておきます。