介護士ファースト

介護士の介護士による介護士のためのブログ「頑張っている介護士をホワイトな職場へ」

介護士がつらいと思うあなたを応援したい!!

最近、介護士として長年働いてきた友人の送別会があり、本当に久しぶりに昔の職場の同僚たちと一緒に参加しました。

そこで以前一緒に仕事をしていた後輩の女性介護士から、こんな話がありました。 介護の仕事がしたくてこの職場を選び、5年間必死で頑張ってきた彼女ですが、その彼女の話では、最近職場に行くのが苦痛で、毎日辛い日々を送っているとのこと。

驚いたことに、仕事を辛く辞めたいとまで思い詰めているのにも関わらず、そのことを誰にも相談できていないというのです。

いったい何が、彼女の中に起きているのでしょうか。

今このブログを読んで下さっている介護士の皆さんの中にも、同じような思いを抱え、ひとりで悩み苦しんでいる人がいるかもしれません。

今回は、実際辛い状況に置かれている介護士の皆さんのために、まずは今あなたが置かれている状況を少しでも改善していけるようなアドバイスができればと思います。

いつの頃からこんな気持ちになったのだろう

先ほどの後輩介護士の話の続きに戻ります。

職場に入ってきたばかりの新人時代の彼女は、とにかく明るい性格。仕事を覚えることにも前向きで、必死で毎日働いていたような印象がありました。

しかし彼女曰く、年々経験年数を積んでいく中で、職場の複雑な人間関係や煩雑な仕事にだんだん疲れてきたと言います。

さらには結婚という自分自身の生活の変化などもあり、家庭と仕事との両立も完璧にこなそうと思い頑張り過ぎたことも「辞めたい」と思う原因になったのかもしれないとのことでした。

介護士が辛い・辞めたいと思った時には、どうしたらいいか

悩みをひとりで抱えたままで、厳しい介護の現場を乗り切ることはとても大変なことです。

では実際にこのような状況に陥ってしまった場合には、どのように対処したらいいのでしょうか。

まずは自分を仕事をとりまく状況、また今なぜこんなに辛く辞めたいとまで思っているのか、その原因などについても、一度整理してみましょう。

そんなあなたの状況を少しでも改善する方法として、いくつかあげてみました。

自分の悩みや不満・愚痴を聞いてもらおう 

よく職場の不満や愚痴を人にこぼすことは良くないことと思っている人がいます。しかし、ためこみ過ぎることで、ますますそれがストレスとなってしまうことも多くあります。

そして様々な理由からいつしか不満が爆発し「辞めたい」と考えるようになってしまうのは、とても残念なことですよね。自分を理解してくれる職場の同僚などに悩みを打ち明けたり、逆に全く職場とは関係のない友人に愚痴などを吐き出すことも大切です。

気分転換や休養の機会を増やそう

日々の慌ただしい業務に、肉体的、精神的にも疲れ果ててしまう人も増えています。

自分が好きな仕事を一番いい状態で続けていくためには、やはり休む時間、気分転換する機会を少しでも増やすことも考えましょう。

本当に辛いときには退職や転職する勇気を持とう

色々自分なりに、改善できることを取り入れてやってみて、それでも解決できない場合には、思い切って仕事を変えることを検討してみることも大事なことです。

特に介護の仕事は身体が資本です。無理して働き続けていくことで、心身ともに壊れてしまってからでは遅いのです。

「辞めたい」と考えることは、決して悪いことではありません。本当に辛い時には辞める勇気も必要です。

まとめ

どんな仕事をしていても、辛いことはあるものです。少しでも長く続けていくためには、まずは頑張り過ぎないことが大切ですね。

少しでも穏やかな気持ちで仕事ができるということは、自分が関わる利用者さんにも良い形で影響していくことでしょう。

私に話をしてくれた後輩の介護士も、今回の機会に、初めて自分の話を聞いてもらえたことで、少し気持ちが軽くなったと話してくれました。

今現在介護士が辛いと悩んでいる皆さんも、これを機に少しでも自分自身の仕事について、また今後の働き方について、前向きに見つめ直してもらえたらうれしいです。