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介護士の介護士による介護士のためのブログ「頑張っている介護士をホワイトな職場へ」

介護士の悩みで多いベスト5を勝手にランキングしてみた!

介護士として働く中、誰でも多かれ少なかれ、きっと何かしらの悩みを抱えていることでしょう。

その悩みも、精神的、肉体的、人間関係、経済面などの個人的なのものから、人手不足や介護の労働環境など、社会全体が抱えるような大きなものにいたるまで、多種多様なものがあると言われています。

一般社会からも「3K」「厳しい仕事」というイメージがついている介護の仕事ですが、今回は多くの介護士の話をもとに、介護士が日常どのような悩みを抱えているのかをベスト5としてまとめてみました。

介護士の悩みベスト1:人間関係

介護士が抱える悩みの中で一番多いのは、人間関係の悩みだと言われています。

実際介護士の退職の理由にも、この人間関係の問題があげられることが多いですね。

介護士の仕事は、利用者さんの良いケアを行なうために、利用者さんとの信頼関係の構築はもちろん、チームでケアをしていく職員間の密な関わりが重要です。

しかし中には、利用者さんやその家族との関係がうまくいかず、トラブルになったり苦情につながってしまい悩むこともあります。

また介護の現場では、10代~60代などの幅広い年代が働いていること、女性職員が多いこと、様々な職種や経歴を持った人達が働いていることもあり、その中で意見や価値観の相違などからが職員間のトラブルも多く聞かれています。

介護士の話からも「職場の人間関係が悪い」「上司からパワハラを受けている」「職場内に派閥ができている」「いじめを受けている」「利用者とコミュニケーションがとれない」「他職種との関係に苦しむ」など、人間関係の悩みは尽きないようです。

介護士の悩みベスト2:業務量の多さに給料が見合わない

介護士の人手不足の問題や低賃金は、社会的な問題にもなっています。

介護士の中には、精神的にも肉体的にも厳しい仕事なのに、どうしてこんなに給料が安いのかいう悩みを抱えている人も少なくありません。

人手不足の多い職場の中で業務をこなさなければならない場合、そもそも時間内で業務を終えようと思う方が無理な話ですよね。

ましてや利用者さんのために、質の高いケアを求めれば求めるほど業務量は増えていくのです。

もともと年間休日数が少なく、残業も当たり前の職場であったり、職場によっては、残業代や時間外手当も出ないところもあります。

不規則で・24時間・目が離せない大変な仕事なのに、こんな給料なのか・・・とあきらめすら感じてしまうとの声も聞かれています。

どんなにやる気があっても、仕事にやりがいを感じていても、経済的に苦しいと悩む介護士も少なくありません。

介護士の悩みベスト3:健康面での不安

過重労働とも言われている介護士にとっては、健康が基本です。

しかし介護士が働く職場環境の中では、次のように体調を悪化させる様々な原因があります。

◎ストレスによる体調悪化
⇒人間相手の仕事である介護士は、悩みやストレスがたまりやすい仕事だといわれています。それに加え、日々の業務負担や責任の重圧に悩み、それが心身に影響しうつ病等を発症してしまう人もいます。

◎腰痛の悪化
介護士の代表的な職業病として「腰痛」があります。肉体労働や介助量が多い現場で、腰痛の悩みは最も深刻な悩みとも言われています。

◎手荒れ・湿疹
介護士の仕事は、排泄(オムツ交換)・入浴・食事等の介助など、手を洗う機会や水を使う仕事が多い介護士にとって「手荒れ」も職業病のひとつです。また衛生面から、様々な薬品等を使用して掃除等をすることもあり、もともとアレルギーなどのある人は、手足にの湿疹などで悩むこともあります。

◎夜勤による睡眠不足
⇒夜勤の仕事は、体力的にも精神的にも大変だと言われています。夜勤による不規則勤務による不眠状態や疲労の蓄積により、夜勤の辛さに悩む人も多いです。

介護士の悩みベスト4:家事や子育てや介護との両立が大変

介護士の職場は、年々男性も増えてきたとはいえ、まだまだ女性が多く働いています。

その中で、結婚や出産、育児や親の介護なと仕事の両立は、女性の介護士にとって切り離せない悩みでもあります。

「家庭や育児を何とか両立したいとは思うけれど、人手不足の介護の職場では、それはなかなか厳しいかも…」と話す介護士もいます。

また実際に何とか両立させようと頑張り過ぎて、逆に両立ができず辞めざるを得なくなったという人もいるようです。

介護士の悩みベスト5:責任の重さに耐えられない

介護士の職場は人の入れ替わりが多く、新人として入職したかと思うと、もう2~3年目には施設のリーダーやサブリーダーを任されることも珍しいことではありません。

リーダーになることで、直接業務以外の業務も担うようになったり、また緊急時の対応等も求められることが多くなり、その責任の重さに悩む人が多いようです。

まとめ

いかがでしたか?このように介護士は様々な悩みを抱えながら働いています。介護の仕事はやりがいがあるという一方で、介護士ならではの悩みやストレスを抱えながら働いている人も少なくありません。

悩みを一人で抱え込んだり、過度なストレスが続き、どうしていいかわからないまま、仕事を辞めるという選択をしてしまう場合もあります。

介護士の職場には、それぞれ働きやすさ等にも違いがあります。自分に合った職場に変わることで、今のあなたの悩みが少しでも解消されるのであれば、やりがいを持って働ける職場を選ぶのも、ひとつの方法かもしれません。