介護士ファースト

介護士の介護士による介護士のためのブログ「頑張っている介護士をホワイトな職場へ」

グループホームで働くってどう?

グループホームという名称を聞いたことはあっても、具体的にどのような人達が入居しているのかわからないという人も多いと思います。

グループホームとは、施設ではあるけれど、認知症の診断を受けた方々にとって重要な役割を果たす、在宅のサービスなのです。

今回は、グループホームの目的やその仕事内容等についてまとめてみました。

グループホームってどんな施設なの?

グループホームとは、認知症対応型生活介護とも呼ばれ、介護保険の中では在宅サービスとして位置づけられています。

この施設では、認知症と診断された利用者さんが、同じ屋根の下で、見守りや支援を受けながら少人数で共同生活をしています。

地域密着のサービスとも言われていて、そのグループホームに入居するためには、その施設のある地域の住民であることが必要です。

グループホームの入居者は全員認知症状のある利用者さんのため、比較的元気な方が多いこと、また看護師配置義務がないため、医療ニーズが必要な必要な重度な利用者さんがいないことも特徴です。

グループホームで働く介護士の仕事内容は?

認知症状があり、たとえ自宅で生活をすることができなくなっても、見守りや支援があれば、まだ自立できることがある利用者さんも少なくありません。

グループホーム介護士には、こうした認知症の入居者の方々を見守り、支援するという大切な役割があります。

24時間体制のため、夜勤等の交代勤務もありますが、最近のグループホームでは、夜勤専門の職員がいる所も増えているようです。

グループホームで働く現場の声

これはグループホームで働いている介護士から、グループホームのことがよくわからないという人に向け話を聞いてきました。

施設の介護というと、何となく身体介護が多く重労働・・・そんなイメージの人がいるかもしれません。

もちろん認知症の診断を受けた利用者さんが入居するグループホームでも、必要な身体介護は行ないますが、あくまでも生活の中で、自分できることは自分で行ってもらいながら、利用者さんの生活を支援していくことが重要です。

もし自分には認知症の知識があまりないという人は、まずは事前に、認知症に対する知識やケアの方法などについて学んでおくことをお勧めします。

介護士のケアや対応によっては、認知症を抱える利用者さんの状況が良くも悪くもなるからです。

たとえば介護士の、利用者さんの言動を否定したり、せかしたりする行為などが、認知症状の悪化につながる可能性も十分にあります。

認知症の支援をするためには、まずはじっくりと時間をかけ認知症の症状と向き合う姿勢が必要です。

まとめ

高齢社会の日本では、今後もさらに認知症高齢者の支援が重要な課題となります。その中でグループホームは、ますます大切な役割を担っていくことでしょう。

どんなに認知症と診断されても、見守りや適切な支援を行うことにより、その進行を遅らせ、少しでも安定した生活が継続できる利用者さんもいます。

グループホームで働こうとするのであれば、まずは認知症に対する知識や理解を深め、寄り添う支援をすることが大切です。